気づけばドレッサーにたくさんのスタイリング剤がありませんか?
せっかく美容室でパーマをかけたのに、家に帰って自分でやると、どうもうまくいかない。スタイリング剤はどれを選べばいいでしょうか? スタイリング剤の違いについて説明します。
ローション
内容成分のほとんどは水分でできています(束感をつくるために少量シリコンを含有しています)。
油分は少ないのでアルコール成分も少なく、ダメージ毛の空洞(キューティクル欠落部分)に油分が入ることもありません。
髪の毛が重くなることもなく、ウェーブはダレにくいのですが束感もリッジもほとんど出ません。手触りはサラッとしています。
カラーの明度は変わりません。
フォーム
水分は多いですが、泡状にするためにガスが15%ほど含まれています。
ガスが水分を飛ばすので、継続して使うとウェーブがダレがちになることもあります。束感もリッジもあり、ボリュームが出やすくなっています。
手触りはパリッとしていますがベタつきはありません。
カラーの明度はほとんど変わりません。
ワックス
クリーム状とスプレー状のものがあります。
クリーム状のものは油分が多いですが、スプレー状のものは油分が少なく噴射用ガスが含まれていますので、髪の水分量に応じて使い分けが必要です。
太い束感をつくり、セット力も強いです。手触りはベトついた感じがあります。
カラーの明度は下がり気味です。
ミスト
セット力は強いですが、アルコール分が多く(50~75%)、水分が飛びやすくパサつきます。
ダメージ毛や乾燥毛では、ウェーブのダレやカラーの変退色がひどくなりぎみです。束感と固い手触りで、ややスクエアなシルエットになります。
セットスタイルには最適ですが、パーマヘアには不向きです。
明度はあまり下がりません。
ジェル
束の形成力やセット力は強いです。ただしアルコール分も多いので(30%)、水分が少ないダメージ毛や乾燥毛ではパサつきます。
細い束感とやや重い感じで、シルエットはスクエアです。
明度は下がります。
トリートメント
成分のほとんどを占める保湿成分がウェーブを持続されますが、ドライヤーをかけると保湿効果は薄れてしまいます。
水分の重さでAラインのシルエット。油分が含まれていない場合は束感はほとんど出ず、見た目はパサついていますが、手触りはしっとりしています。
カラーの明度は変わりません。